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pollux
プレハブ住宅らしくないということを考えてみる。
2002年
栃木県下野市
住宅
設計
長澤徹(積水ハウス株式会社)
工事監理・施工
積水ハウス株式会社
撮影
積水ハウス株式会社・長澤徹(積水ハウス株式会社)
大学病院を中心に広がる住宅地にこの家は建っています。
施主は非常に社交的で明るく、「来客が多く楽しい家にしよう」と計画をはじめました。同時に、普通の住宅っぽくなくてかつローコストにという要望もあり「面白そうなすまいができるのではないか」と感じたのを覚えています。
考えた挙げ句、一階はオープンなスペース二階をプライベートな部分とする事で、一緒にみんなが集まれるスペースを提供する事にしました。
それほど大きな家ではないのですが、それでもワンフロアを使えるとなるとかなりの大きさになります。
玄関土間の形状、食堂厨房のかたちを工夫し、あいだに居間を挟む事で間仕切りが無いのに各スペースが間延びする事無く適度に心地よい大きさに感じる事が出来たと思います。特に食堂には4m近くのテーブルを作成し、IHヒーターを埋め込む事で調理しながらみんなと話せたり、一緒に調理ができたり,非常に楽しいかたちになりました。
また、玄関ドア・洗面ボウル・階段などは普段一般品を使う事が多いのですが、今回は工事店の方々に協力頂いて一から作成する事が出来ました。
内装、外装ともに予算ギリギリの計画でしたが、塗り壁や無垢の床板の採用など、当初からしっかりした価値観をもって家づくりにのぞんで頂いた施主には本当に感謝しています。
こういうゆるいカフェの様な雰囲気も施主とあっていて良いのではないかと思いました.
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