2012年に事務所を設立して7年が経ちました。(1ヶ月前に)
事務所はおかげさまで8年目を迎えました。(1ヶ月前に)
自分は大学で建築学科で勉強し、ハウスメーカーで14年間住宅を作り続けました。もともと住宅を設計したいと思い、建築学科がある大学に進んだのですが、大学での建築は施設や都市計画など大規模なものがほとんどだと途中でわかり、少し建築に興味を失いながら軟式テニスの部活動に明け暮れ、就職活動を忘れていたところ、推薦枠が一枠空いていたハウスメーカーを先生に紹介してもらい会社に入りました。僕の大学は建築学科が50人弱程度しかいなく、優秀な過半数は大学院へ進むかアトリエ系の設計事務所へ進み、その次はゼネコンで、ハウスメーカーへ進んだ自分はそのまんま落ちこぼれでした。
自分が住宅設計の本当の面白さや楽しさや奥深さに気づいたのは、会社に入ってからで、なぜか周りに建築好き、住宅設計が好きな人が多い部署に配属できたおかげで、会社での設計生活は本当に充実していて、自分なりに満足のいく仕事ができていました。ハウスメーカーの設計なので、自分の名前が表に出ることは基本的には無いですが、自分が作る住宅が街並みのほんの一角を形成することに少し満足を感じ、こういう地味な裏方としての仕事が自分には合っていると思っていたので、独立して仕事をしたいと考えたことは全くありませんでした。
40歳間近になり、自分ができること、自分にしかできないこと、他人から求められること、会社から求められること、自分の能力不足なのですが色々なバランスが崩れてしまい、一度人生をリセットしようと会社を辞める決断をしました。
特に設計事務所を開こうとも思わず、ただただふつうに暮らしたいと思っただけでしたので、何をして過ごすかもきちんと決めてなかったのですが、とりあえず資格は持っていたので設計事務所を渋々開くことにして、暇にはならないように、楽しく設計できる環境を求めてまた住宅づくりを始めました。そうやって7年が過ぎ、ここ数年は、事務所に直接オファーをいただくかたちでのお仕事のみで一年が過ぎていくようになりました。本当に有難いことです。だいたい年間4~5棟の住宅を手がけるのがやっとですが、どのお家も一生懸命に悩んでつくりあげています。
なんだか毎回ながらのとりとめもない文章になってしまいました。
(1ヶ月前からスタートした)8年目も皆さんよろしくお願いいたします。
写真は息子のカブスカウト皆で面倒見ている畑
先日は駅前でボランティアの募金活動していました、僕も昔カブスカウトしていたので懐かしい反面、今の活動に加えて、もう少し社会貢献活動に時間を割かないとなあと反省しました。
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